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January 18, 2007

Artists of the year in 2006(その1) アルバムCD

 この企画は、前回までの企画"Songs of the year in 2006"からの派生企画で、昨年2006年を象徴するアーティストを選ぶという趣旨の企画です。

 前回の企画では、一曲一曲が評価の対象だったの対して、こちらはアーティストごとに評価していくことになります。ですから、一曲の破壊力だけでなく、そのアーティストの複数の曲が評価の対象となるので、アーティストの総合力を評価することになるでしょう。前回の企画の総括の際に、曲に対する評価とアーティストに対する評価が曖昧になってしまった、という反省もあったのですが、そういった曖昧さがあることも踏まえつつも、あくまでもアーティストを評価するという視点で書いていきたいと思います。



 さて、自分にとって、2006年を象徴するアーティストというのを選ぶ視点は、大きく分けると二つあります。一つはCDのアルバム、もう一つは、ライブやイベントです。まぁ、前回の曲の評価の場合とほぼ同じ視点になりますねる。当初は、一回完結の読み切り記事のつもりで書き始めたのですが、例のごとく、前半部分を書き始めたら長くなってしまったので、今回はアルバムCDについて書こうと思います。


 今回の記事で取り上げる、CDのアルバムについて、ということですが、2006年に購入したフルアルバムを評価の対象にします。また、あくまでもアーティストを評価するための材料なので、アーティスト単独名義でリリースしているCDのみが対象です(つまり、複数のアーティストで出しているオムニバスアルバムや、アニメのキャラソン集・サントラ等は評価の対象外にします)。シングルCDだと、その経緯は様々で例外もあるのですが、どちらかというと曲が好きで購入するという契機の方が強いと言えるでしょう。これに対して、アルバムの場合、一曲一曲が好きという段階から、そのアーティスト自体に興味を持つという段階までレベルアップしないと、購入することはありえないと思います。そのアルバムCDの評価によって、そのアーティストの2006年を評価するということになります。

 そんなわけで、2006年に購入したCDアルバムの中から印象に残ったものを・・・、と思ったのですが、今回の評価の対象になるCDは以下に挙げるものがすべてになります。




田村ゆかり 『銀の旋律 記憶の水音』(左側)

CooRie トレモロ』(中央)

yozuca* 『nico.』(右側)

hy4_4yh 『ハイパーヨー盤』こちらを)

 

・・

・・・、少なっ!!。

 ちなみに、2006年12月31日に、新谷良子『空にとける虹と君の声』を購入していますが、家に持ち帰り聞き始めたのは2007年1月2日以降なので、2007年の方にエントリーさせていただくことにします。

 4枚しか評価の対象がないのだから、せっかくなので、1枚ずつ全部についてコメントしていきましょう。

田村ゆかり 『銀の旋律 記憶の水音』
 彼女のCDは、アルバムだと全て持っていることになるはずです(『WHAT'S NEW PUSSYCAT?』も持っているのが一つの自慢)。熱狂的なファンなったということはありませんが、随分昔から彼女の歌はいいなと思ってCDを買い続けています。期待を外さないという安定感がありますよね。また、最初や歌の合間にインストメンタルの曲を入れ、一つの世界を作り上げているのが特徴だと思います。だからといって特定のタイプの曲に偏ることなく、様々なタイプの曲をキチンと歌い上げているので、必ず何かしらの曲(しかも複数の曲)はお気に入りになります。
 今回のアルバムも、そんな期待を裏切らない安定した一枚になったと思います。残念ながら、熱狂的にはまる、という破壊力は(私には)感じないのですが、充分その世界を堪能できたと思います。アルバムのみに収録されている曲の中では、「デイジー・ブルー」、「Cursed Lily」、「fancy baby doll」が好きですね。彼女のアルバムには、定番のタイプの曲なのではないか、と思うのですが・・・。
 あと、アーティストの評価という今回の趣旨に関わることを補足しておけば、今後も多分熱狂的にはまるということはないとしても、これからもCDは買い続けるはずだと思います。また、コンサートにも一度行ったことがあるのですが、曲は全て知っているけどコンサートには初めてだった自分でも、充分に楽しめるステージだったので、もう一度機会があれば行ってみたいとも思っています(・・・けど、チケット手に入れるのは難しそうなのかな)。

CooRie 『トレモロ』
 2005年の後半から2006年前半にかけて、自分の中でCooRieブームがありました。その間に前のアルバムを手に入れ、ニューシングルも買い、そして待望のニューアルバムを購入したという流れになります。CooRieの曲は、アニメやゲームの主題歌になっていることが多いのですが、(何故かは分かりませんが)それらのアニメやゲームに接することがあまり多くありませんでした。そのため、アニメやゲームに興味を持ってCDを買うのではなく、CooRieというアーティストに興味を持って、アニメやゲームの主題歌となっているシングルCDを買い集めるという形で、更に興味を膨らませていきました。前回の企画の中でを紹介した「いろは」(こちらの記事を参照)も、その流れに乗って好きになった曲の典型です。また、前のアルバム『秋休み』も、収録曲のほとんどが好きな曲として挙げられるほどのお気に入り具合でした。
 ということで、そんなCooRieブームを背景にして、期待してニューアルバムを購入しました。今まで聞いたことのある曲がちょっと多いかなとも思いましたが、どれもいい曲ばかりでアルバムに収められるべき曲だとも思いました。こうした曲で自分のお気に入りは、「光のシルエット」や「暁に咲く詩」、「風 ~スタートライン~」、「いろは」などが挙げられます。あと、初めて聴く曲もいい感じの曲が多いですね。「記憶ラブレター」(これは別のCDにも既に収められていたようですが・・・)、「バスタブルース」、「心編み」「トレモロ~夢の続き~」と、ほとんどどの曲も好きですね。この中で1曲を選ぶとすれば、もちろん「いろは」になりますが、この曲に限らず、アルバム全体を通して聴き続けることができる一枚のアルバムになっていると思います。
 特に、ある時期、このCDをリピートしてずっと聴き続けていたことがありました。その時、全曲をかけ続けていた中で、11曲目の「いろは」→12曲目(最終曲)の「トレモロ~夢の続き~」→(再び最初に戻って)1曲目の「光のシルエット」→2曲目の「暁に咲く詩」という流れは、落ち込みから元気を取り戻すプロセスにも重なり、自分にとっては無くてはならない曲の展開になりました。心にやさしく響く歌から、前を向いて立ち上がろうとする強さを与えてくれる曲まで、落ち込んだり元気になりたいときに聴きたいアーティストの一つです。

yozuca* 『nico.』
 CooRieほどではありませんが、同じような時期に同じような展開で興味を持っていったのが、yozuca*さんです。ということを書くと、詳しい人ならどういう経路で好きになったのか分かるかもしれませんね。どちらも、インターネットラジオ「web喫茶よずりの」を聴き始めて、そこで流れる曲を聴いて興味を持ち始めたという経緯になります。
 CooRieの方がハートフルな歌声で心を癒してもらうのに対し、yozuca*さんの方はテンポの良い曲を聴いて気分を盛り上げるという目的で曲を聴くことが多いですね(もちろん、しっとりした曲もあるのですが・・・)。また、曲によって歌い方が異なるのか、ボーカルの印象が曲ごとに違って聞こえるのも特徴かな、と思います。きれいでしっとりとしたイメージもあれば、力強くてパワフルなイメージもあります。そういう場合は、どちらか一方のタイプだけしか好きになれないことも多いのですが、yozuca*さんの場合は、どちらのタイプの曲でも好きになれます。ということは、自分の好みに合っているアーティストなのだと断言できるわけです。
 ちなみに、前のアルバム『soleil*garden』の曲の中だと、ダカーポのアニメの主題歌にもなった「サクラサクミライコイユメ」(これはシングルCDも持っています)と「Fly together」(これは、一時期『web喫茶よずりの』のオープニングにもなっていた)の二曲が好きですね。
 さて、2006年にリリースされた『nico.』ですが、最初の「only 1?」を聴いたときに、このCDはいいぞ、と思いました。曲のテンポのよさやスカッとしたメロディの明るさ、そんなところが自分が求めていたものとバッチリ合っていたと言えます。その次の曲「神様強い勇気下さい」や3曲目「Ever After」も盛り上がる展開の曲が続き、そして「冒険者」ではかっこ良く決めてくれます。こうしたノリの良い曲だけでなく、「WHITE HEAT」ではじっくりと聞かせてくれます。そして、何より最後の「コーヒー」は、自分にとっての今までのyozuca*さんの曲に対するイメージを変えてくれる名曲でした。前に書いたとおりテンポの良い曲が印象に強かったのですが、最後にしっとりとした曲をじっくりと歌い上げてアルバムを締めくくったのに対して、こういう曲もあるんだ(・・・もちろん、今までもあったのですが、正直言って、あまり印象に残らなかった)、と認識を新たにしたのでした。
 そういう意味では、アーティストyozuca*を自分の中で再発見できた、という意味で、非常に意義深いアルバムだったなと思います。

hy4_4yh 『ハイパーヨー盤』
 hy4_4yhについては、収録曲である「花音2006」を紹介したこちらで、その初めての出会いやCD購入の経緯にも触れながら既に紹介していますのでそちらをご覧ください。ここでは、CD『ハイパーヨー盤』について書いていきます。
 hy4_4yhというのは、ライブを直接見てから初めて興味を持ったというカテゴリーに入るアーティストなのですが、前にも書いた通り、実はCDの曲のほとんどはライブでは見たことのない曲だったりします。初めて見て圧倒されたライブの時は、「新曲づくし」という企画だったみたいですので、そこでの曲はこのCDには全く入っていませんでした。
 ということで、ライブでの印象とこのCDを聴いての印象とが重ならないかも、と聞く前は思いましたが、全くそんなことはありませんでしたね。ライブで聞いた曲も少ないながらもあったということはもちろんなのですが、曲調の全体的なイメージ(かっこよさ)や歌の上手さなどがライブでの印象と全く変らず、CDを聴いても、自分がライブで好きになったhy4_4yhの曲に変りはないなと思えました。前回の企画では、お気に入りの一曲として、「花音2006」を選びましたが、他にも、テンポの良い「天国⇔地獄」やしっとりとしたハーモニーが心地よい「七夕の為の協奏曲」なんかも甲乙つけがたいほど良かったです。
 先ほど挙げたカテゴリーに入るアーティストの場合、ライブで好きになった曲は良いけど(買ったCDの)その他の曲はあまり印象に残らないな・・・、ことが多かったりします。しかし、これだけの曲数(全8曲)あって、そのほとんどが気に入るということは、個々の曲が好きというレベルを超えてそのアーティスト自体が好きだということになると言えるでしょう。





 ということで、2006年に購入した全てのCDアルバムを紹介しました(って4枚しかないけど・・・)。何となくアーティストの評価とCDアルバムの評価とが混同されてしまっているのではないか、また、前年までの評価と2006年の評価の区別も曖昧なのでは、と疑問も浮かんできたのですが、企画の第1回目なので試行錯誤は仕方ないことだと思ってください。




 本来はアーティストの評価をするという趣旨なので、こんなことを行う必要はないのですが、この4枚の中から一番を選んでみようと思います。

 "The Best Album CD of the year in 2006"となる一枚は・・・、



CooRie 『トレモロ』



を選びました\(^o^)/。

 2006年前半のCooRieブームを反映して非常に期待していたCDであったということ、そしてそれが期待通り素晴らしい一枚だった、ということから今年の大本命CDアルバムとしての資格を充分満たしていると思います(・・・まぁ、たった4枚だけから選んだ結果ではありますが・・・(^^ゞ)。




 ということで、2006年のアーティスト評価の一環として、この年に購入したアルバムCDの紹介と評価をしました。個々のアルバムを紹介したおかげで文章がやたらと長くなってしまいました。おかげで、前回の投稿から日が空いてしまいました。本当は毎日投稿を目指していたのに・・・(T_T)。もっとも、投稿間隔が空いてしまったのは、単に書くことが増えただけではありません。これを書いていくうちに、CDアルバム(だけ)をアーティスト評価の材料にするという当初の方針に迷いが生まれたからでもあります。

 そんなことを踏まえながら、今回の記事で2006年のCDアルバムの紹介について、二点コメントをしたいと思います。一つは、評価の対象となったCDがたったの4枚しかなかったこと、もう一つは、果たしてアルバムだけがアーティストの評価になるのか、ということです。一点目のことをを考えているうちに、もう一点目のことが思い浮かびました。そこで、順番に説明していきたいと思います。


 まずは、対象となるCDの「少なさ」についてから。何となくそんな気はしていたのです。ですが、こうして文章にまとめて明らかにすると、改めて驚きですね。
 しかも、ただ数が少ないということだけではありません。この4つのうち、田村ゆかり、CooRie、yozuca* の3アーティストは、前のアルバムから継続しての購入であり、今回初めてCDを購入したアーティストはhy4_4yhだけという結果です。・・・ちょっと、寂しいですね。これまでの感覚だと、新たに興味を持ったアーティストのアルバムCDを中古で購入するというパターンが多かったのですが、今年はそのパターンが皆無ですね。
 そんなところが、今年購入したアルバムCDの数の少なさを特徴づけています。

 こういう結果になった原因を考えてみましょう。単に数が数が少ないということについては、まず、この年限りの短期的な事情が関係していると思います。
 というのは、佐藤ひろ美、富田麻帆、Cutie Paiといった"Songs of the year"で登場した本命アーティスト(?)達が2006年にはアルバムを出してないことが挙げられます(富田さんはまだアルバムを出してはいませんが・・・)。また、今年アルバムを出したアーティストの中で、前回アルバムを購入したのに今回のアルバムは購入を見送ったというアーティストは、調べた限りでは、いないはずです。
 だから、購入するつもりのあるアーティストによるアルバムのリリースが、たまたま2006年は少なかった、ということが言えるのでしょう。・・・本当にそうなのかな、という気もするのですが・・・。そこで、次の要因を考えましょう。

 先ほど述べた2006年特殊な要因の他に、ここ2.3年の中期的なトレンドも説明要因として挙げられます。これは、新規にアルバムを購入したアーティストが少ないということとも関係があると思われます。本命アーティストのアルバムのリリースが少なかったとしても、その年新規に購入したアーティストがわずか1アーティストのみというは、今までの感覚からすると少ないような気がします。中古で新しくアルバムを購入するということも全く無かったのも、今回これを書いて気づいたことなのですが、非常に驚きでした。
 その原因として考えられるのが、CDシングルの購入の割合が増えてきている、ということです。ここ数年にかけて、アニメやゲームの主題歌のシングルCDを購入することが非常に多くなってきています。次々と出る一曲一曲の主題歌等のシングルCDを追い続けるので精一杯で、アーティストに興味を持ちアルバムを購入することが追いつかない、とまとめることができるかもしれません。
 自分としては、少し納得がいかないところもあります。今回アルバムを購入したアーティストとして挙げた、CooRieやyozuca*などは、CDシングルを買い続けて、曲への興味からアーティストへの興味へとレベルアップしていったという経緯もあるからです。ですから、CDシングルの購入の割合が増加したから、アルバムの購入機会が減少したという結果はちょっと受け入れがたい気がします。そうなると、この「少なさ」は、やはり2006年特殊の現象にすぎない、ということになるのでしょうか・・・。結局、この問題に対する最終的な解答は、現時点の自分には確定できませんでした。


 こうして答えの見えない堂々巡りの問題にはまってしまいました。その最終的な答えを確定することは断念することにしますが、この問題を考えていくうちに、厄介な問題がもう一つ浮かびました。これまで、アーティストの評価として、CDのアルバムを評価の対象に挙げたのですが、そのことは本当に正しいのか?、ということです。一曲一曲ではなく、複数の曲の総合力を評価するというつもりで、シングルCDではなく、アーティスト単独名義でリリースされたフルアルバムを評価の対象にしました。しかし、それだけに限定することは、果たして正しいのか?少なくとも、自分にとっての評価として正しいのか、・・・と考えていくと、どうもそれだけではあまり現状にそぐわないかも・・・と思うようにもなってきました。


・・・というところで、今回は力尽きました。この件について、暫定的な結論を見つけたので、次回は、「アルバム以外のCDでのアーティストの評価」というのを考えてみたいと思います。

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