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April 27, 2007

ど真ん中のストレート:Cutie Pai『小っちゃな翼』 ~月に一度「お人形」たちからの贈り物(4月編)~

 2007年は毎月CDを出しているCutie Pai。今月のCDは『小っちゃな翼』です。発売されたのは、先週の日曜日(そのときのイベントに関してはこちら)なのですが、先月に発売されたCD『cosmic少女』を差し置いて、紹介記事を投稿させていただきます。

 このCDの紹介記事を一刻も早く投稿したいという思いからの措置なのですが(というわりには結構日が経っているし、思った以上に難産でしたが・・・)、別に『cosmic少女』の位置づけが軽いわけではありません(このブログの他の記事も読んでいただければ分かると思いますが・・・)。
 こちらのCDについては、他の記事でも、部分的ではありますが、既に触れてはいます(例えば、こちら)。もちろん、それではまだまだ語り尽くせてはいないという思いもありますので、きちんとした記事にまとめたいという意思はありますが・・・。しかも、こちらのCDを語るのは、自分の表現力では結構しんどい作業でもあるので、少し後回しにしてじっくりと構想を練っている最中ですので、ご理解を・・・。

 今回のCDに収録されている曲は「小っちゃな翼」の一曲(あと、カラオケも入っています)。ということで、収録されている曲は一曲だけなのですが、その一曲が充分な存在感を持っているのです。前月の『cosmic少女』からガラリと印象の異なる曲を出してきたのでした。

 勢いのあるアップテンポで、爽快な疾走感あふれる曲に仕上がっています。今までのCutiePaiには無かったタイプの曲だと思います。
 似たようなタイプということで思い浮かんだのが、爽やかでテンポのある曲という繋がりで、「Yell」が浮かんだのですが、やっぱり違いますね。「小っちゃな翼」の方が、ずっとテンポが速く、勢いが強い感じがするので、やはり異なるタイプではあります。
 でも、どこか通じるものがあるという思いもありますが・・・。どうなんでしょうかねぇ。

 実は、自分にとって、Cutie Paiという存在は、それまでの音楽の好みの傾向から考えると、今まであり得なかったタイプの曲で自分の興味を引き付けてきた、と言えます。
 だからこそ、それだけ現在ハマっているのだと思います。必ずしも自分の好みではないタイプの曲でも、しっかりと聴かせてくれるというだけの曲を作り、歌ってくれているというだけの力量の凄さが、自分を引き付けているわけです。
 つまり、好みのストライクゾーンで言うと、Cutie Paiの曲は、(従来の)ストライクゾーンの中に収まるというよりは、(今まで聴いてきたことのないタイプの曲によって)ストライクゾーンを広げてきたと整理することができます。

 これに対して、この「小っちゃな翼」は、自分の好みのストライクゾーンの真ん中にバシッと決まるストレート、といった感じの曲なのです。もう少しこの例えを使って、議論を展開させると、どちらかというと、力で押すよりも技でかわす技巧派タイプだと思われていたピッチャーが、力一杯の剛速球を投げてきた、しかもそれがすさまじいほど力のある球だった、ということになります(・・・って、野球に詳しくないとちっとも分からない例えですね(^^ゞ)。
 そもそも、僕にとっては、爽快な疾走感あふれる曲というのは、それだけで素晴らしい曲であることを意味しているかもしれません。他のアーティストに目を向けても、熱狂的にハマる曲はこのタイプに入っていることが多いのです。
 そんなタイプの曲を、自分の大好きなCutie Paiが今回出してくれて、これにハマらないはずがありません。こういう曲を出してくれるのをずっと待ち望んでいた、というつもりはないのですが、それでも好きなタイプの曲が出てきてくれるとやっぱり嬉しいものです。
 こう書くと、あくまでも自分の主観的な好みの問題に過ぎないのかもしれませんが、それでも、今までにないタイプの曲をこうやって送り出すことができる、しかもそれが、ちゃんとCutie Paiの曲として充分のクオリティを持たせている、という、その幅の広さと力量はやっぱり凄いと思います。

 始まりの歌い出しの部分も、曲の盛り上がりを期待させてくれます。イベントで初めて聴いたときには、ここでまず気持ちが震え上がりました。そして、前奏が続き、Aメロがテンポよく繰り広げられる、心だけでなく体も動かされます。そして、3人によるサビの部分の畳み掛ける感じが、爽やかさや疾走感とともに力強さをも感じさせる、今までにないタイプのCutiePaiのハーモニーが展開されるのです。

 また、曲の詩の世界も素敵だと思います。自分は、あまり詩について云々いえるキャパシティを持ち合わせていませんが、どこか懐かしくもあり、胸がキュンとする世界が展開されています。夢を目指して離れてしまった好きな人に会いたいと思う、女の子の一途な思いが、曲の勢いともに強く心を動かす、といった感じです。特に、サビの部分の短いフレーズの繰り返しが、切実な願いが込められた気持ちを感じさせてくれます。

 もしかしたら、オリジナリティというか、独創性というか、更にはCutie Paiらしさという点では、前の月の『cosmic少女』の二曲の方が高く評価されるのかもしれません(もっとも、これも、いくつもある側面のうちの1つの側面の究極としての位置づけではありますが・・・)。他のアーティストによっても、今回のような曲は聴けるのかもしれません。
 しかし、たとえそうであったとしても、自分にとって、CutiePaiの曲の中で、かけがえのない一曲になったと思います。

 ということで、たった一曲のCDの感想をここまで長く書いてしまいました。まだまだ語ろうと思えば語れますが、これ以上書くと、ただでさえ崩れかけている構成が、ぐちゃぐちゃになりそうなので、今回はここまでにします。
 イベントについても同じようなことを書いていて、またかよ、と思うかもしれませんが、毎回毎回期待を高めているのに、それを更に上回るクオリティのCDを出してきます(しかも、毎月ですよ)。一体なんなんでしょうかね?まったく、化け物か?・・・ホントごめんなさい、もちろん素敵なお人形ですよね、分かっていますよぉ・・・でも、そんなことを口にしたくなるようなほど凄まじい展開だと思います。

 来月のCDも、あっと驚かされるんだろうな・・・きっと。


[ Cutie Pai Official Web Siteにおいて、ヤマギワソフトでの月一イベント、Cutie Pai Live at yamagiwasoft "777"のページが開設されたようです。こちらには、次回のイベントの情報の他、これまでに発売されたCDも紹介されています。曲の試聴もできますよ。興味を持った人は是非行ってみてください。(2007年4月27日追記)]





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