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April 05, 2007

Review of the first quarter of 2007 (2):Best Disc

 2007年の1月~3月を振り返る"Review of the first quarter of 2007"の第2回は、この時期に購入したCDのうちBestな一枚を選ぶ、というものです(前回は、こちら)。本来であれば、購入したCDの全てを挙げた方が、資料的な価値があるのかもしれません。しかし、そうしてしまうと、自分の手の内が全てさらされそうでちょっと嫌なので(少しは隠しておきたい、というのがこのブログのスタンスなのです)止めさせていただきます。
 ですので、早速紹介したいと思います。2007年1月~3月の3ヶ月間における、the Best Discは、

Cutie Pai『cosmic少女』

です。

 とまぁ、これまた突っ込みどころ満載の選択です(と自分では思うのですが・・・)。疑問が出てくるであろう点を一つずつ解説したいと思います。

 まず、CutiePaiについて、前回印象に残った曲で(「cosmic少女」ではなく)「snow rondo」を選んでいるのに、Best Discでは(「snow rondo」が収録されている『僕のニャンコ』ではなく)『cosmic少女』を選んだ、ということ。これは、一曲ごとの評価ではなく、一枚のCDとしての評価でいくと、『cosmic少女』の方が上回るということです。分かりやすく言えば、

「cosmic少女」+「プラモガ」>「僕のニャンコ」+「snow rondo」

という不等式が成立する、ということです。ただ、収録曲の足し算だけ説明しつくせない要素もあるかもしれません。ただ、それは次の点にも関係するかと思いますので、そこで説明することにしましょう。

 次に、先ほどの点よりもっと大きな問題点だと思いますが、シングルCDがアルバムCDを超えるのか?、という点です。以前、1月に購入したCDを紹介し、その中でBestCDを選ぶという際に、このことが話題となりました。このときは、シングルCDであるCutiePai『僕のニャンコ』ではなくアルバムCDである富田麻帆『M[エム]』をBestCDに選んでいます。その際、このように書いています。

 まず、形式的に言っても、2曲入りのCDシングルが、11曲入りのアルバムを超えるのは結構難しいことです。というのは、単純に考えれば、2曲だけによる相乗効果と、11曲の相乗効果とでは、曲数以上の差がついてしまうはずなのです。

 更に、このようにも書いています。

 富田麻帆さんの『M[エム]』の11曲の構成が筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいのです(中略)。そうなると、どちらの曲もどんなに素晴らしい曲だとしても、2曲入りのCDシングルが11曲入りのアルバムに「逆転」することはほとんど不可能だったという訳です。

 こんなことを書いていたにもかかわらず、1月~3月におけるBestDiscとして、CutiePai『Cosimic少女』を選んだわけです。ということは、当然1月のBestCDである富田さんの『M[エム]』をこのCDが超えているということになるはずです。実際、最後の選択における相手は『M[エム]』でした。

 何度も言いますが、この企画はあくまでも自分の主観的な印象で書いているので、あまり厳密な説明を求められても、人々を充分に納得させるような根拠を持っているわけではありません。いったい何故なのか、ということを説明するなら、あのときに書いた言葉で言えば、予想外の「番狂わせ」が起きたということだと思います。
 どちらのCDも、もともと高かった期待を大きく上回る素晴らしい出来だったと言い切れます。ただ、CutiePaiの方が、その期待の上回り度合いの予想外の衝撃がもの凄く大きく「感じられた」のでした。この辺りは非常に主観的な意味合いが非常に強くなるかと思います。また、後出しジャンケン的な効果もあるかもしれません。後からリリースされたCDによる衝撃の方が、評価をする際に、大きく残っているともいえる、ということです。更に、CD化が待ち遠しかった曲が遂にCDになったという想い入れも『cosmic少女』には含まれていることも大きいかなと思います。
 ということで、何らかの根拠を基にしてというよりは、非常に主観的な観点で「番狂わせ」が起こった、という側面が大きいと言えます。

 ただ、必ずしも、それだけじゃないんじゃないかな、とも思うのです。というのは、『cosmic少女』というCDが、Cutie Paiというアーティストについて、いくつかあるうちの一つの側面を非常に明確に打ち出すことに成功している、と思います。たった2曲(といってもシングルであれば普通の曲数だけど・・・)のシングルCDですが、その2曲による相乗効果は非常に大きく、10曲以上並んだアルバム以上の存在感を出すことができていると感じたのです。そして、そのこと対する主観的な評価が非常に高いから、このような結果になったのではないかと思います。
 これ以上『cosmic少女』というCDについて語ると、記事全体のバランスが悪くなりそうなので、この辺までにしておきます。まとめると、この時期において、CutiePaiへの傾倒が強くなっているところに、素晴らしい出来のCDが期待以上の仕上がりで登場したため、他の有力アルバムを押しのけて、一番に昇りあがったということですね。どうして、そんなにCutie Paiに対する主観的評価が高くなるのか、その理由を問われると一言では語るのは難しいのですが、次回の記事を読んでいただければ、その一端が少しは分かるのではないかとも思います。

 次回は、イベントについて書きます(こちら)。

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Comments

あら。
アタシのこと歌ってる曲が
ベストディスクだなんて
とっても嬉しいわ。
ありがとね。
ふふ。

Posted by: Red Queen | April 26, 2007 at 01:07

こんな辺境の地で営んでいるブログで
BestDiscに選ばれても、
賞品として贈ることが出来るのは、
私の気持ちぐらいしかありません(^_^;)。
それでも喜んでいただければ、
こちらもとても嬉しいです(^v^)。

こちらこそ、
ありがとうございました。

Posted by: tanken2 | April 26, 2007 at 10:07

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